虫歯にならないための甘いもの講座

#01 甘いものは別腹

『甘いものは、別腹』なんてことを申します。

意外に思うかもしれませんが、実は、ちゃんとした根拠があります。

我々は生きていく上で、様々な栄養が必要です。色々な食品を偏り無く食べねばなりません。

人間の身体はよく出来ていて、特定の栄養が不足すると、その栄養を含む食品を食べたく

なったりします。そして、必要量を食べると、それ以上食べたくなくなります。

身体が必要しなくなるので、食べれなくなるのです。

 

わかり易い例が、女性が妊娠すると特定のものが急に食べたくなったりします。

女性が妊娠するとすっぱいものが食べたくなり、見ている方がすっぱくなる位にレモンを食べていた

のに、数日食べ続けて食べたら、見向きもしなくなりました。よく聞く話です。

 

余談ですが、産科の先生から伺ったのですが、妊娠中に特定の食べ物を食べたくなる場合、

その食べ物は、生まれてきた子供の好物であるケースが多いそうです。

因果関係は立証できないでしょうが、きっとそういうことなのでしょう。

 

ところで、人類が食べ始めてから歴史が浅く、抑制が効かない食品が二つあります。

 

甘いものと油です。

 

例えば、菜種油は日本で生産が始まったのは、室町時代あたりからです。

甘いもの代表である砂糖は、もっと新しく、国内では江戸時代ぐらいから生産が始まっています。

人類全体の歴史から見ても、あまり古くありません。

詳しくは後ほど説明しますが、少なくとも日本に限って言えば、一般家庭で恒常的に

砂糖や油が食べれるようになったのは、20世紀以降と言っていいでしょう。

このため、甘いものと油には、人類は抗い難い魅力があるのです。

 

例えば、生クリームをたっぷり使ったケーキ。

コース料理を食べた後で、お腹が一杯なのに、食べたくなりませんか?

例えば、ポテトチップスとコーラ。

一口だけと思って食べ始めると、止まらなくて一袋あけてしまったことはありませんか?

 

これは、身体が甘いものと油について、抑制が効かないことが原因の一つにあります。

 

もっとも、いくら抑制が効かないといっても、本来なら食べれる量は限定されています。

問題は、甘いものと油が、とってもカロリーが高いということです(^^;。

つまり、量は少なくても、取るカロリー量は多いということです。カロリーが高いことは、基本的に

食品として、優れていることです。しかし、少なくとも現代の日本では、食べ物に困るという事態は、

ほとんどありません。食に関しては、現代日本は人類史上最も問題がないと言ってもいいでしょう。

 

……カロリーというか食事量に関する限りでは、アメリカに負けるでしょうが(^^;。

 

つまり、食べ物に困っていない状態で、甘いものと油を大量に取れる。しかも安価に。

これが、最大の問題なのです。そして、その問題を皆さんが認識していないことも、問題です。

 

ですが、この文章を読んだ貴方は、そのことを知ってしまったのです。

知ってしまった以上は、食べ方について考えなければなりません。

今までと同じように、甘いものや油を食べますか?

それは、貴方の意思にかかっています(^o^)。

 

では、次回は冷たくて甘いものの特性について、お話したいと思います。

H21.08.25.UP