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とはいえ、当時の技術では、それが精一杯の方法だったのです。この当時は、今では信じられないような
乱暴な治療法が数多くあります。ともあれ、こういう歯槽膿漏の治療のため、ある一定以上の年齢の
人達は、総入歯が当り前という状況でした。
要約すると、当時の治療は、一日に何十人も歯を削っては詰める、歯をドンドン抜いて入歯を入れるという
処置を繰り返したのです。さながら野戦病院もかくやという修羅場です。
……当然、患者の痛みは二の次です(^^;。
子供が来て泣き喚いたら、無理やり抑えて削るなんてことが、頻繁にありました。
私が子供の頃、父の診療所は自宅と一緒でした。その頃の喧騒を覚えています。
あの頃の感覚からすると、歯医者が怖いと世間の人が思うのは、当然でしょう。
そして、一度ついた評判を変えるのは、中々難しいです。歯医者が自覚していないと、尚更です。
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