<Appendix> X線検査の危険性

よくX線検査をすると、その危険性を質問されます。歯科で用いるX線検査は、医科で行うX線検査の中で、

最も強力です。歯は人体で最も固い組織であり、それを通過するX線は強力である必要があるからです。

こう書くと不安に思う方がいますが、実際の危険性は、最も低いと思います。何故なら、X線の影響は、

X線の強さだけで決まるわけはないからです。X線の影響を決める要素は、次の3つです。

  @X線の強さ

  AX線を当てる面積

  BX線を当てている時間

これらの積が、検査で用いるX線の総量になります。この総量で、人体の影響が決まるのです。

X線の総量=@X線の強さ × AX線を当てる面積 × BX線を当てている時間です。

歯科で用いるX線検査は、@の値は大きいのですが、AとBが小さいのです。

このためX線の総量は小さく、人体に与える影響は極めて小さいのです。しかも、歯医者で一度に撮る

X線写真は、多くても4〜5枚です。その上、撮影時にはX線防御服を着用します。人体に悪影響が

出る危険性は、ほとんどありません。言い換えると、X線検査で人体が受けるデメリットより、検査に

よって得るメリットの方が、はるかに大きいのです。そうでなければ、元々検査として採用されません。

安心して、X線検査を受けてください。


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